慢性胃炎の段階

慢性胃炎の段階

慢性胃炎は常に胃炎の症状が続いている状態ですから、急に起こるわけではありません。徐々に段階を踏んで病状が進んでいくものです。

 

まず初期の段階では、表層性胃炎と呼ばれる段階になります。この時、胃酸の分泌量が多くなっているために、胃が炎症を起こしやすくなっています。胃は自己再生を行っていますが、その再生と胃酸による炎症が繰り返し起こっている状態です。

 

胃酸が胃の粘膜を傷つけるため、胃が痛んだり、胃酸が増えるために胸焼け、吐き気などの症状が出やすいです。

 

胃酸の分泌を抑えることがこの段階では必要で、胃酸を促すアルコールやカフェイン、タバコ、刺激物は控えるのが良いでしょう。

 

表層性胃炎を繰り返しているうちに、粘膜を分泌する機能が弱くなると、粘膜を分泌する胃腺が萎縮して萎縮性胃炎となります。

 

この時には胃の中の酸度が低くなってしまい、胃の中に入った食物がなかなか消化されない状態が続きます。 胃もたれ、膨満感、食欲不振などの症状が見られるようになります。

 

この場合の治療は粘膜萎縮を止めることや、胃の働きを活発にすることで行います。 食事方法も気をつけて、消化のために一回の食事量を減らしたり、消化の良い、かつ栄養価の高いものを摂るようにします。 こちらも参考に→胃炎におすすめの薬

 

萎縮性胃炎がさらに進行して腸上皮化生性胃炎となりますが、この状態では粘膜が死滅して胃壁が固まってしまっています。腸壁に似た形になるため腸上皮化生性胃炎と言われています。この状態は発ガンのリスクがある状態です。症状や治療の中心は萎縮性胃炎と同じです。